「スーパーシンメトリカル・ヒーティングパーティション」「ガラス温度に基づく溶解炉のインテリジェント加熱制御モジュール」を標準装備した大型強化炉は、高品質の強化ガラス加工の大規模生産に最適なシステムです。強化ガラス加工における大規模、効率化、安定性を追求したシステムとなります。ガラス加工の効率化を図る国内外の大手ガラスメーカーにとって朗報となるでしょう。
溶解炉スマート温度制御は、ガラスの品質向上と消費エネルギーの効率化を可能にしました。炉内のガラスの温度を即時に追うことができ、炉内温度のコントロールが容易になりました。ガラスの品質、歩留まり、生産能力の向上を図ります。これまでのガラス加工の温度調節のばらつきなどの心配はありません。
加熱制御帯は細かく対称に配置され安定した温度制御により、高品質の強化ガラス加工に適した加熱方式です。
最適化された強制対流式のファンの特長は、長手方向に対角線の角度に配置された対流空気分配パイプにあります。ガラスをより速く均一に加熱し、安定した光学特性と高い応力を発生させる設計となります。特に高品質の大型ガラスパネルや、Low-Eガラスカーテンウォールに適しており、構造はシンプルなのでメンテナンスも容易です。
NorthGlassと提携企業は、独立タイプのインテリジェント加熱制御モジュールを共同開発しました。敏捷性、干渉防止、迅速な応答時間などにおいて優位性を持ち、安定した加熱と温度制御を行います。
上下のエアノズルを8段階に配置し、上下のチラーを横方向にスイングさせます。ガラス密度の均一化を大幅に向上させ、安定した光学特性を裏付けます。軽量、均一性、異方性、高い透明度を可能にしました。幅広い用途を確立させ強化ガラス業界をリードします。
最新の強化炉冷却ファンのエネルギー効率と、業界最小の低騒音を実現しました。三次元流れ解析に基づく多次元曲面ブレードにより、ファンの実効性を高め、エネルギー消費、騒音を最小限に抑えます。
NorthGlassと国立科学研究機関はナノスケールの新断熱材を共同開発しました。内部の微細な気泡を遮断し、より保温性を向上させ省エネ効果を高めます。
炉の各セクションは分署されたサブステーションでガラス加工を行います。組み立て、メンテナンス共に容易な構成になっています。
上下の硬質コンベアローラーで成形され円筒形の通路は、生産方向に沿って湾曲しています。成形過程の余計な負荷がなく、自然な仕上がりの強化ガラス加工技術になります。
ガラスの凹面(内向き)/凸面(外向き)の曲げ・焼戻しがフレキシブルローラーによって可能になり、様々な形状のガラスを加工することができます。フレキシブルローラーによる搬送・焼入れ台はストレートエッジの長さ、炉幅に制限されません。通常の凹曲げおよび凸曲げの組み合わせによる特殊形状のニーズにお応えします。
注:(P)は特許技術、(S)は選別部品を指します。